クロアチア大統領が、イラン体制責任者と会談

クロアチアの大統領がテヘランで、イランの国会議長、及び公益評議会議長と会談しました。

イルナー通信によりますと、イランのラーリージャーニー国会議長は、18日水曜夕方、クロアチアのグラバル・キタロヴィッチ大統領と会談し、地域情勢について触れ、「テロの消滅と平和の樹立に向け、各国はこれに関する共通の理解に至り、国際的な決意と意志により、彼らと戦うべきだ。これに関して戦う唯一の道は軍事的な方法とはならないだろう」と強調しました。

グラバル・キタロヴィッチ大統領もまた、この会談で、「クロアチアは鉄道、造船、エネルギー、食品産業、物資の移送、観光の分野で多くの活動や取引を有しており、イランと協力することができる」と述べました。

また、イラン公益評議会のハーシェミー・ラフサンジャーニー議長も、クロアチアの大統領との会談で、「経済や産業の強化に向けたＥＵ諸国との協力は効果的なものだ」としました。

グラバル・キタロヴィッチ大統領もこの会談で、クロアチアのイスラム教徒の状況について説明し、「クロアチアのイスラム教徒の生活や関係は、イスラム教徒との協力に向けたヨーロッパ諸国の手本となりえる」と語りました。

グラバル・キタロヴィッチ大統領は17日火曜、イランの政府高官と会談するため、政治・経済使節団を率いて、イランを訪問しました。