イランが提示する米の核合意復帰の条件
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ハティーブザーデ・イラン外務省報道官が、「我が国は、制裁が効果的な形で一斉に、しかも客観的に保障され検証確認が可能な形で解除されることが確信できるまで、合意を確かなものにしないだろう」と強調しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
11月 09, 2021 14:11 Asia/Tokyo

ハティーブザーデ・イラン外務省報道官が、「我が国は、制裁が効果的な形で一斉に、しかも客観的に保障され検証確認が可能な形で解除されることが確信できるまで、合意を確かなものにしないだろう」と強調しました。

ハティーブザーデ報道官は8日月曜、国内外のメディアを前に定例記者会見し、「イランは未だ核合意復帰の意向を示しておらず、同国が核合意に復帰すれば我々も復帰する」とした、サリバン国家安全保障担当米大統領補佐官の発言に関して、「アメリカは、自らが核合意の一員でないこと、および自国が合意関係国に結びつけた発言を行ったり要求を提示する資格がないことを自覚すべきであり、まず自身がほかのどの国よりも先に、自らの誠実さを証明するのが得策だ」と述べています。

アメリカの違法な対イラン制裁の解除を目的としたオーストリア・ウィーン協議が今月29日に再開されることになっている一方で、アメリカ政府が相変わらずイランに最大限の圧力を行使し、反イラン的な表明を続けていることから、今後の協議の成果に赤信号が点っています。

2015年に核合意が成立し国連安保理決議2231が採択されたことを受け、それまでに出されていた、核問題関連の対イラン制裁の発動につながった6つの決議は、すべて解除されました。しかし、アメリカおよび英独仏は、特にトランプ前米政権時代に、自らの責務のどれ1つとして履行しませんでした。にもかかわらず、イランは核合意が成立した2015年より全ての責務を履行し、IAEA国際原子力機関も、複数回にわたる報告においてイランが自らの責務を遵守している事実を認めています。

現在、バイデン米政権は核合意への復帰を求めていると主張しています。しかし、その発言とは裏腹にイランの信頼を取り付けるような効果的な措置をまったく講じなかったばかりか、違法で一方的な対イラン制裁を相変わらず行使し続けています。さらに、与党の民主党が率いる米現政権の対イラン政策には具体的な変化が見られない中、共和党派の大半、さらには一部の民主党下院議員らの一部までもが、バイデン政権時代に核合意復活に関して成立した合意はすべて、今後の共和党政権により簡単に破棄できる、と脅迫してきています。

たとえば、サウスカロライナ州選出のウィルソン共和党下院議員は、「我々は、議会での多数派の地位を奪還した暁には、バイデン政権が解除する対イラン制裁の全ての再発動に全力を挙げるだろう」と断言しました

このことから、アメリカの約束破りや核合意からの一方的な離脱、さらには英独仏というヨーロッパの核合意参加国の消極的な態度、さらにはアメリカが実施したイランへの最大限の圧力行使の続行という黒い経歴は、これに関する交渉が再開される予定なら、イランの利益が保証される必要があることを示しています。

これに関して、イラン当局はこれまでに何度も、「わが国にとって協議の開催は重要ではなく、必須となるのは制裁の効果的な全廃や、アメリカをはじめとする西側の相手国の違法行為および約束違反の再発防止が保証されることだ」と強調してきました。

イラン外務省報道官の表明も、イランのこの立場を視野に入れたものです。その理由は、アメリカは核合意から離脱した国として、まずイランの信頼を取り付け、この違法な行動の責任をとり、その償いとして一方的な対イラン制裁を全廃されるべきだからです。さらに、アメリカが責務履行の約束に違反したことに注目すれば、今後予想されるいずれの合意においても、今後のアメリカの政権が再度約束に違反しないこと、さらにはそうした一方的な違反行為が行われた場合には、イランも責務履行を縮小あるいは停止できることが保障される必要があるのです。

 

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