イラン大統領、「地域諸国は地域外の国の干渉なしで自らの問題を解決する能力あり」
ライースィー・イラン大統領がチャブシオール・トルコ外相との会談で、「20年間わたる米のアフガニスタン駐留は、殺戮と流血、そして破壊以外に何の結果ももたらさなかった」と語りました。
ライースィー大統領は15日月曜、チャブシオール外相との会談で、地域外諸国の干渉なしに自らの問題を解決する地域諸国の能力へのイランの視点に触れ、「地域外の国の存在・駐留は、地域諸国の政府や諸国民の緊張や情勢不安以外の結果をもたらさない。まさに、20年間ものアメリカのアフガン駐留は、殺戮と流血、破壊以外に何の結果ももたらさなかった。そして、アフガンの抱える諸問題が同国民の手により、また近隣諸国の支援により解決できることが明らかになった」と述べています。
また、「テロ組織ISISの行動は、全ての地域諸国にとっての害悪である」とし、「ISISは、アメリカ当局者が自白しているように、アメリカ自身が生み出したものである。当然ながら、この勢力はアメリカの命令により行動し、様々な国における代理行動という形で殺戮や流血に手を染めている」としました。
さらに、「イランは、隣国のアゼルバイジャンやトルコとは近隣国同士の関係を超越した、文化や信条面での奥深い旧来の関係を有している。我々は、一部の地域外諸国の挑発によりそうした関係が歪められることを許してはならない」と語っています。
一方、チャブシオール外相もこの会談で、トルコとして対イラン関係の急ピッチでのレベル向上を追求していることを強調し、「我が国は、対イラン協力レベルのより一層の向上を目指す所存である」と述べました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj