イラン外務省、テロ対策における地域諸国の協力を要請
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イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官が、テロ対策における地域諸国の協力を求めました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
May 23, 2016 20:35 Asia/Tokyo
  • イラン外務省、テロ対策における地域諸国の協力を要請

イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官が、テロ対策における地域諸国の協力を求めました。

ジャーベリーアンサーリー報道官は23日月曜、定例記者会見で、テロと過激派は地域における問題と不安定化の根源だとして、「地域の安全は地域諸国の責任であり、集団的な政策や合意なしには、周辺地域で安定と安全が確立する可能性が整うことはない」と語りました。

ジャーベリーアンサーリー報道官はまた、シリア危機に関するサウジアラビアのジュベイル外務大臣の表明について、「シリア危機とその激化は、サウジアラビアのような国の計画が実行された結果であり、その被害は、世界各国の人々に及んでいる」と強調しました。

さらに、政治的な方法のみがシリア危機の解決策だとして、「イランは昔の解決法を続けていることが危機の要因であり、これは世界の不安定化を拡大するだけだと考えている」と述べました。

ジャーベリーアンサーリー報道官はさらに、インドのモディ首相のイラン訪問を重要だとして、「制裁以前、イランはインドにとって2番目の石油供給国で、制裁後の状況においては、以前の協力を再開する」としました。

また、イランのザリーフ外務大臣はまもなくポーランド、スウェーデン、ラトビア、フィンランドを訪問するとして、「この訪問で、これらの国々と関係拡大に向けた外交協議を行う」と述べました。

さらに、ルーマニアにおけるアメリカのミサイルシステムの配備に触れ、イランへの脅迫や、危機を生み出すような行動は容認できないとしました。

ジャーベリーアンサーリー報道官は、イランの防衛活動はどの国に対する脅威にもならず、イランはこの200年間、どの国や地域を攻撃するような行動はとっていない、逆にイランの領土を分割した、さまざまな攻撃や陰謀の目標となったとしました。

また、「イランの軍事政策は防衛方針に基づいている」と強調しました。