イメージが語るイラン
タブリーズのキャブード・モスク
1月 04, 2022 16:16 Asia/Tokyo
イラン北西部の東アーザルバーイジャーン州タブリーズ市にあるキャブード・モスクは、西暦14~15世紀に建設されたほかに例のないモスクです。
キャブード・モスクは、タブリーズ市内でも最も歴史ある旧市街のひとつに位置し、その建設はトルコ系のカラコユンル朝(黒羊朝)時代にさかのぼります。建物の細部や内部装飾をつぶさに見ていくと、古のタブリーズに根付いていたイスラムの文明・歴史や特徴の一部を目にすることができます。
このモスクは、青いタイルで装飾が施された世界の4つのモスクのひとつに数えられます。その名前にある「キャブード」は紺青という意味を持ち、この色が建物に用いられている主要な色彩の1つであったことから、このように命名されました。