イラン人医師が、2021年度の世界の優秀発明家に選出
1月 24, 2022 21:07 Asia/Tokyo
イラン人の医師が、WIPO・世界知的所有権機関から2021年度の世界における優秀な発明家に選出されました。
イルナー通信によりますと、イラン人医師のハーメド・ミーラーニー氏は、この数か月の間に、宇宙船内の次世代最先端発電装置の開発に成功したことで、世界の様々な発明コンテストで複数のメダルを獲得していましたが、今回WIPOにより、2021年度の優秀な発明800件のひとつに選出されました。
WIPOの選考基準には、発明の斬新さ、商品化や大量生産の可能性、実際的な用途などが挙げられます。
微生物燃料技術を利用してプラスチックをバイオ電気に変換させるこの機器のシステムは、今回世界で初めて設計・製造されました。
宇宙空間での任務で排出されるゴミの量は、年間2500kgに上ります。宇宙でのゴミのリサイクルというテーマは、近年継続して注目されている問題であり、この若いイラン人の医師・発明家が開発したこの機器により、リサイクルだけでなく世界で初めてゴミを宇宙空間での電力供給源に変えることができるようになりました。
宇宙でのリサイクルや、ゴミの完全再利用または投棄分の再利用は、長期間の宇宙旅行に向けた重要で必然的なテーマとなっています。
ミーラーニー氏は以前にも、トルコ、ポーランド、韓国、インドで行われた世界発明コンテストで、4つの金・銀メダルを獲得しています。