米が、イランの条件付提案を歓迎
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アメリカとイランの国旗
米関係者が、核合意における自国責務を履行する用意があるとは表明せずに、「イランとの直接協議」の準備があると発表しました。
ファールス通信によりますと、アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は、24日月曜の記者会見において、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相の談話に反応を示し。「米政府は、核協議の進展に向けてイランと早急に直接協議する用意がある」と述べました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は昨日午後に行った会合で、「米国側は様々な方面から、イランと直接協議を行いたいとするメッセージを送っている。両者の直接協議のうわさは現在のところ、全く真実ではない。しかし協議の過程が、しっかりとした保証がともなう良い合意に達する段階になれば、米国との対話を行うという局面が必要となり、我々もそれを無視はしないだろう」と述べていました。
一方、イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記はツイッターにおいて、イランの外交関係はバランスをとる戦略が強力に追求されるとして、「ロシア・中国とウィーン(協議)は、イランの国益確保を完遂させる役割を担う」としました。
イラン代表団は、アメリカによる圧政的な対イラン制裁の解除を目的にウィーン協議を開始しました。しかしアメリカのバイデン政権は、2015年に成立した核合意への復帰を主張しているものの、依然としてトランプ前大統領の「最大限の圧力」政策を継続しています。
現在イランと4+1か国とで行われているウィーン協議で話し合われている最も重要な問題のひとつには、アメリカ側から合意を再離脱しない保証を受けることがあります。しかし同国は、いまだにこの件に同意していません。
アナリストらは、アメリカがイランとの直接対話を提案することで、一方でイラン側にボールがありその返球を待っているように演出し、もう一方では、核合意復帰のために自国が取るべき責任から逃れる武器としてこの提案を利用しようとしていると分析しています。

