イラン外務省報道官、「英はこけおどしでは核合意違反の責任から逃れられない」
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ハティーブザーデ・イラン外務省報道官が、オーストリア・ウィーンでの核合意復活交渉が決裂する可能性があるとしたトラス英国国際貿易相の表明を、無責任で事実無根だとしました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
11月 30, -0001 05:34 Asia/Tokyo
  • イラン外務省報道官
    イラン外務省報道官

ハティーブザーデ・イラン外務省報道官が、オーストリア・ウィーンでの核合意復活交渉が決裂する可能性があるとしたトラス英国国際貿易相の表明を、無責任で事実無根だとしました。

トラス大臣は26日水曜、「ウィーン協議が暗礁に乗り上げるようなことがあれば、それはイランの責任であり、その場合はすべての選択肢を考えに入れることになる」と主張していました。

イルナー通信によりますと、ハティーブザーデ報道官は同日夜、「これらの無責任で根拠のない発言は、人道に反する違法な米国の制裁に追随した、長年にわたる自らの責務不履行の隠蔽および他国への責任転嫁を狙った、英国と一部の西側諸国の空虚なゲームの別カードだ」と述べています。

また、「そのような見え透いた手口や、虚勢を張ってのこけおどしに訴えても、核合意違反に関するイギリスの法的・道義的責任は削減されない」とし、「もっともこうしたこけおどしにより、国民の利益となる質の高い、持続可能で信頼できる合意の締結というイランの決意が揺らぐことはない」としました。

さらに、「これまでに何度も言われているように、この段階で交渉への道を開いたのはイランの戦略的忍耐のみである。だが、この窓が永遠に開いたままであるわけではないことは明確だ」と語っています。

そして、「わが国の相手方は、自身が誰よりもその無力さをよく知っているマンネリ化した手段や責任転嫁ゲームの繰り返しに訴えるのではなく、交渉の場でのこの最後のチャンスが失われないよう全力を尽くす必要がある」と強調しました。

イランは、責任を受容する国としてこれまでに何度も、核合意に違反したのが米国であることから、制裁解除によりこの合意に復帰すべきなのではアメリカであり、しかも同国の責務履行状況には検証確認が必要だとしています。

 


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