イラン外相、「ウィーン協議でのわが国の主要な課題は保証の確保」
2月 07, 2022 18:02 Asia/Tokyo
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「制裁解除を目指すイラン代表団の主要な課題の1つは、保証を獲得することである」と語りました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は今月5日、記者団に対し、オーストリア・ウィーン協議に関して「制裁解除を目指してのイラン代表団の課題は、相手側の保証を得ることだ」と述べています。
また、「わが国の代表団が保証に関して追求しているのは政治、法律、経済のあらゆるレベルにおけるもので、その一部においては合意が成立しているが、イラン代表団は今なお真剣に、ウィーン合意にもとづく約束事の遵守や、西側の相手国からの具体的な保証の獲得を追求している」としました。
さらに、「アメリカ側はこの数日、仲介者を通じてイランにメッセージを発信してきている。わが国は、アメリカが自身の誠意を行動で示すよう表明している」と語っています。
そして、「現実的、客観的な意味での一部制裁の解除は、アメリカが言うところの誠意になりうる。文面上でそれが果たされるのはよいが、それでもまだ十分ではない」と述べました。
アメリカは2018年5月8日、対イラン核合意から離脱し、対イラン制裁を再発動するとともに、追加制裁をも行使しました。
これらの制裁が失敗に終わった後、アメリカ政府関係者の1人は今月4日夜、イランの平和目的での核活動に関する制裁の免除措置の復活を発表しています。
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