イラン外務省報道官、「イラン・韓国協議は韓国の問題解決意志の試金石」

イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、「イランと韓国の協議の結果は、両国間に存在する問題の解決と両国関係の正常化にむけ韓国側の真剣さと意志をはかる試金石となるだろう」と述べました。

ハティーブザーデ報道官は１６日水曜、イラン代表団が韓国を訪問したとする一部メディアの報道について、「石油や銀行分野の専門家からなるイランの代表団は今週ソウルを訪問し、韓国への石油や液化ガスの販売再開の可能性を検討するため、同国の企業や政府高官らとの協議を行った」と述べました。

その上で、「この訪問はアジア諸国とのバランスのとれた関係の発展をめざすもので、オーストリア・ウィーン協議の傍らで両国の外務次官が会談したことを受けて実現した」と述べました。

そして、「イラン側はこの協議で、韓国内で違法に凍結されている自国外貨資産の解除を強調した」としました。

アメリカによる制裁の影響で、韓国の銀行２行にはおよそ７０億ドルのイラン資産が凍結されています。

韓国外務省は、両国の高官がイラン資産の凍結解除にむけた解決策を見つけるためソウルで協議を行ったと発表しました。

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