イラン製ワクチンがコロナ・オミクロン株に効果

イラン・パスツール研究所のビーグロリー所長は、イラン製ワクチン「ＰａｓｔｏＣｏｖａｃ」がオミクロン株をはじめとしたコロナ新変異種に対して効果があることが研究結果により明らかになった、と述べました。

ＰａｓｔｏＣｏｖａｃは、イランとキューバの２カ国で臨床試験が行われた唯一のイラン製ワクチンです。また、ベネズエラやニカラグアでも使用許可が出ています。

ＩＲＩＢ通信によりますと、ビーグロリー所長は、「ＰａｓｔｏＣｏｖａｃワクチンは人体の細胞免疫を刺激することで、オミクロン株をはじめとする新変異種に対抗できる」と述べています。

その上で、「当研究所の研究員は、ＰａｓｔｏＣｏｖａｃワクチンのオミクロン株対応化にむけて活動を始めていたが、研究の結果、そのような必要はなく、現在のＰａｓｔｏＣｏｖａｃワクチンでオミクロン株に対応できることがわかった」と述べました。

ビーグロリー氏はまた、同ワクチンがキューバで２歳以上の人々を対象に接種されているとした上で、「２歳未満の感染者数はそれ以上の感染者数よりはるかに多い。このことはこのワクチンの効果が極めて良好であることを示している」と述べました。

そして、「キューバでは以前までＰａｓｔｏＣｏｖａｃワクチンが２歳以上の子供に接種されていたが、１歳から２歳までの子供も接種対象となり、’接種されるようになって久しい」と述べました。

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