イラン人青年がチェス世界チャンピオンに勝利
3月 10, 2022 18:59 Asia/Tokyo
セルビアの首都ベオグラードで行われたチェスの世界大会で、イラン人青年が早指しチェスの世界チャンピオンを破り、イラン人選手として初めて世界ランク入りしました。
イルナー通信によりますと、2018年のU-20世界ジュニアチェス選手権で優勝した経歴を持つイランのパルハーム・マクスードルー選手は、9日水曜、ベオグラードで行われた世界マスターズ大会4日目で、早指しチェスの世界チャンピオンであるウズベキスタンのアブドゥサッターロフ選手を破りました。
アブドゥサッターロフ選手は昨年末の世界大会で優勝し、早指しチェスの新星とされていました。
マクスードルー選手は今回の勝利で2.5ポイントを獲得しました。この試合の前にはロシア選手を相手に敗れ、セルビア選手に勝利していました。また、別のセルビア選手のマスターとは引き分けていました。
チェスの世界マスターズ大会は今月6日から14日までベオグラードで開催されています。この大会では10人の選手が、9試合に臨む総当たり戦となっています。
マクスードルー選手は、FIDE・国際チェス連盟が発表する世界ランキング(レーティング)で2701ポイントを獲得し、イラン人選手唯一のグランドマスターとなっています。
タグ