イランの古代都市ハメダーンで、ノウルーズの世界的な式典が開始
3月 16, 2022 17:01 Asia/Tokyo
イランの文明・歴史の都とされる同国西部ハメダーン市での、「イラン西部の観光ルート」において、イラン文化圏の春の新年ノウルーズの国際的な式典が開幕しました。
ハメダーン市はイラン有数の古代都市の1つで、紀元前のメディア王朝時代に首都が置かれ、その後のアケメネス朝の夏の都でもありました。
ここを中心都市とするハメダーン州には、中世ペルシャの医学者ブーアリー・スィーナーの墓廟などの史跡や、地底湖のある世界最大級の洞窟・アリーサドル洞窟など、数々の名所旧跡が存在します。
ノウルーズは、イランを発祥起源とし、現在では同国をはじめ中央アジアや中国西部、アルバニアなどイラン文化圏の影響を受けている地域の春の新年の一連の祝祭であり、世界各地で催されるほか、毎年3月21日は国連によりノウルーズ国際デーに制定されています。
イラン国際通信・イランプレスによりますと、「イランの文明と歴史」と名づけて整備された観光ルートは、国内各都市の様々な民族により、テヘランからイラン西部ハメダーン、ケルマーンシャー、サナンダジに向かうノウルーズの際の帰省に利用されています
この国際的なノウルーズ式典の終了に際して、ノウルーズ関連の郵便切手も公開されました。