カタールW杯におけるイランの観光インフラの利用
4月 06, 2022 17:15 Asia/Tokyo
今年カタールで開催されるサッカーW杯は、隣国イランにもサポーターや観光客などが訪れる機会となり得ます。
カタールW杯は今年11月21日から12月18日までの日程で開催されます。イランの隣国でW杯が開催されるのは初めてのことです。
IRIB通信によりますと、カタールの隣国で文化的共通点もあるイランも、今大会に出場を決めていることもあり、宿泊施設などを拡大して大会期間中に世界中から訪れる観光客の受け入れを増やしたい意向です。
カタールW杯は、イランの観光産業にとってこれまでにない絶好の機会です。海外からの観光客は、自らの旅程の一部をペルシア湾上に浮かぶイランのキーシュ島やゲシュム島、本土のシーラーズやイスファハーン、ヤズドといった歴史ある街で過ごすことができます。
カタールはW杯に関して同国を訪れる外国人観光客数は少なくとも200万人と見込んでいますが、この小さな国に最低でも10日間滞在するのはいささか退屈と思われます。そのためW杯観客の一部が、地域諸国とくにカタールと常に友好関係を維持してきたイランにも流入する可能性が浮上しています。