イラン第1副大統領、「西側諸国による制裁行使や二重基準は非人道的」
(last modified Mon, 09 May 2022 06:40:31 GMT )
May 09, 2022 15:40 Asia/Tokyo
  • イランのモフベル第1副大統領と国際赤十字赤新月社連盟のフランチェスコ・ロッカ会長
    イランのモフベル第1副大統領と国際赤十字赤新月社連盟のフランチェスコ・ロッカ会長

イランのモフベル第1副大統領が、覇権主義体制が行う非人道的制裁や、戦争・紛争の被害者に対して西側諸国が取っている二重基準的な行動を批判しました。

モフベル副大統領は8日日曜、国際赤十字赤新月社連盟のフランチェスコ・ロッカ会長と行った会談において、「西側諸国と一部の国際機関は、世界において二重基準的な行動を取っている。しかしながら、すべての人間の生命は平等であり、世界各地で起きた出来事により被害を受けている人々の間に違いがあるべきではない」と述べました。

続けて、「赤十字国際委員会に対しては、西アジアの特にシリアとイエメンの戦争で難民化した人々、そしてアフガニスタン難民の状況を調査し、その改善のためにさらなる支援を行うこと期待されている」と指摘しました。

一方のロッカ会長も、「イラン政府は、制裁と政治的圧力を受けているにもかかわらず、赤新月社への支援を停止したことがなく、同組織を常に全面的に支援している数少ない政府の1つだ」と述べました。

例年5月8日は世界赤十字赤新月社デーにあたり、8日から14日までの1週間は同組織の記念週間となっています。これにあわせてテヘランでは8日、イラン赤新月社創設100周年の記念式典が開催され、ロッカ会長やイランの政界・社会の要人らが一堂に会しました。 

 


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