イラン赤新月社、米赤十字に支援用意表明
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イラン赤新月社のクーリーヴァンド総裁
イラン赤新月社のクーリーヴァンド総裁はアメリカ赤十字にメッセージを送り、カリフォルニア州ロサンゼルスで発生した大規模な山火事の犠牲者と被災者の家族に哀悼の意を表すとともに、同国に人道支援を送る用意があると表明しました。
【ParsTodayイラン】クーリーヴァンド総裁はこのメッセージの中で「米国の広範囲で山火事が発生し、多数の家屋や生活が破壊されただけでなく、数千人もの無辜の人々の生命が危険に陥り、美しい自然が灰燼に帰した。これは単にひとつの地域的な危機ではなく、人類の良心への傷である」「煙と炎が立ち込め、空の下で息も絶え絶えにもだえる人々や痛ましい光景に、世界中の思慮深い責任感ある人々が良心の呵責に苦しんでいる」などとつづりました。
その上で、「イラン・イスラム共和国赤新月社を代表して、我々はこの困難な時期に貴国が孤立無援ではないことを保証する。今回発生した山火事は、この危機の制御が一地域の能力を超えており、世界的な支援が必要であることを示している。消火活動の長期化により自然の奥深くまで急速に炎が広がることは、人命のみならず地球と環境の将来にとっても脅威となる」としました。
そして、「我々イラン赤新月社は、自然災害や人災への対応における豊富な経験を拠り所とし、専門の緊急対応チーム、救援物資、献身的で訓練された人員を迅速に現場派遣する準備が整っている」「我々は、火災と悲しみに包まれた人々に平和を取り戻すべく、他の救援部隊と協力する用意がある。我々の最大の使命は人命救助、負傷者の苦痛の緩和、そして人々の心に希望を与えることにある」とし、被災地への支援の用意があることを強調した上で、「必要な連携に向け(支援表明に対する)返答を待つ」としました。