イラン北部アムラシュでチャイ祭りが開催

イラン北部ギーラーン州アムラシュ郡ビーリーレンゲ観光村にて、茶農家や観光客らの参加により、第１回アムラシュ・チャイ祭りが開催されました。

国際通信イランプレスによりますと、ギーラーン州文化遺産・伝統工芸・観光局は、イラン産の茶の重要性やギーラーン州の観光資源としての茶園の紹介を目的に、アムラシュ・チャイ祭りを開催しました。

この催しでは、ギーラーン州の人々による伝統・郷土音楽の演奏が行われ、緑あふれる自然や茶畑を訪れた人々に楽しいひと時を提供していました。

また、伝統衣装を身にまとったギーラーンの女性たちによる手工芸の実演のほか、手工芸見本市もこの催し物に美しさを添えていました。

このイベントに出席したイラン茶協会のジャハーンサーズ会長は、イラン国民のほぼ全員が茶を消費しているとした上で、イランにおける茶生産は経済上のメリットに加えて、美しい茶畑が観光業発展に大きな役割を果たしていると述べました。

イラン産の茶の９割以上がギーラーン州で生産されています。アムラシュ郡には４８５０ヘクタールの茶畑があり、毎年３万トンの茶葉が収穫されます。

ジャハーンサーズ氏によると、イラン産の茶が大気汚染や農薬使用のない地域で生産されていることから、有名な茶の生産国では、自国の茶葉とイラン産の茶葉を混ぜて市場に供給しているということです。

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