イラン石油相、「対イラン制裁は各国の悩みの種に」
6月 03, 2022 14:30 Asia/Tokyo
イランのオウジー石油相は、「イランに制裁を行使する各国は、制裁というテロ手段でイランの発展を阻止できると夢想しているが、この制裁は、それらの国の悩みの種となる諸刃の剣だ」と述べました。
IRIB通信によりますと、アゼルバイジャンの首都バクーで開かれた国際エネルギー会議の席で、イランがエネルギー、石油、ガスの生産において数々の成功を収めていることに触れ、「長年にわたる圧制的な制裁にもかかわらず、イランの石油・ガス分野の発展は立ち止まっていない」と語りました。
その上で、「イランは世界でも最大規模のガス埋蔵量を誇り、現在33.8兆立法メートルの埋蔵量があり、世界の需要の相当部分を満たすことができる」としました。
そして、「イランは現在、日量10億立法メートルのガス生産が可能で、原油も400万バレル、石油精製品は年間9200万トン生産している」と述べました。
オウジー氏は、世界の人々がエネルギーの恩恵にあずかれるべきだとした上で、「イランは世界のすべての人がこの恩恵を利用できることを望んでいる。高品質で強靭なインフラで、あらゆる開発・貿易、石油・ガス輸送分野における協力用意がある」としました。