イランの製油所で、西アジア最大の水素分解装置が稼働開始
6月 25, 2024 19:50 Asia/Tokyo
西アジア最大規模の水素分解装置(ハイドロクラッカー)が、イラン南部のアーバーダーン製油所で稼働開始しました。
【ParsTodayイラン】水素分解装置とは重石油を軽石油に変える役割を果たす装置で、製油所には欠かせないものです。今回、イラン南部のアーバーダーン製油所で、モフベル大統領代行とオウジー石油相の出席のもと、西アジア最大規模の水素分解装置が稼働を開始しました。
この装置の稼働により、世界の環境基準を満たした精製、特に欧州の排出ガス規制「ユーロ5」に適合する軽油の生産が可能になります。
また、これにより、低品質の重油であるマズードの生産を4万2000バレル削減するかわりに、より高品質な石油を精製することが可能になります。
さらに自然環境への配慮として、日量630トンの硫黄回収装置や127メートルの高さを誇る煙突なども備えています。
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