6月 11, 2022 18:27 Asia/Tokyo

イラン全国で、シーア派8代目イマーム・レザーの生誕日に際しての祝祭が行われ、祝賀ムードに沸きかえっています。

11日土曜はイスラム暦ゼルカアダ月11日に当たり、イマーム・レザーの生誕日とされています。

イマーム・レザーはイスラム暦のこの日、現在のサウジアラビアの聖地メディナにて生誕しました。

この日に合わせて、イラン北東部の聖地マシュハドにあるイマーム・レザー霊廟では、ザリーフと呼ばれる、金属製の墓石の囲いにかぶせてある覆いや旗が取り替えられ、語り部などによる朗吟など一連の儀式が開催されています。

さらに、同霊廟では巡礼者や用務員などにより花で装飾がなされています。

イランでは現在、新型コロナウイルス感染状況がかなり落ち着いてきていることから、同霊廟内での一連の規制も最低限にまで緩和され、巡礼者用のスペースが整えられています。

もっとも、コロナ対策のためこれまで通り衛生プロトコルが実施され、マスクも配布されています。

西暦765年、イスラム暦148年ゼルカアダ月11日、イマームレザーは、アラビア半島西部のメディナに生まれました。イマームレザーは、父のイマーム・ムーサーカーゼムが殉教した後、イスラム社会の指導者となりました。イマームレザーは、当時、イスラム世界の最も優れた人物でした。

イマームレザーは、精神的、人間的に最高の性質を備え、敬虔で高潔だっただけでなく、さまざまな宗教の学者との討論でも、イスラムやさまざまな学問に関する広い知識を証明しました。

イマームレザーは多くの美徳を持っていましたが、そのうちの一つは当時の他の学者より優れていたことでした。

イマームレザーの聖廟は、イラン北東部の聖地マシュハドにあります。この聖廟には、常に、イランや他の国から多くの巡礼者が訪れています。  

 


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