中国発イラン行き国際貨物列車が出発
6月 23, 2022 15:44 Asia/Tokyo
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中国発イラン行き国際貨物列車が出発
中国西北部の寧夏回族自治区の銀川と、イラン北部ギーラーン州の港湾都市バンダレ・アンザリーを結ぶ定期貨物列車が、今月20日に運行を開始しました。
中国のCGTNテレビによりますと、現地時間の20日午前11時、この国際貨物車の始発列車は銀川南駅から出発し、中国西部新疆ウイグル自治区から出国し、その後カザフスタンやカスピ海を経て、イランのバンダレ・アンザリーに到着しています。
この列車は51個の標準コンテナを搭載し、貨物重量は約1400トン、貨物価値は約306万ドルにもおよび、走行距離は約8500キロで、約20日間でバンダレ・アンザリーに到着します。
この貨物列車の運行により、従来の海運より運行時間が約20日間短縮されるほか、現在運行中の路線より1コンテナ当たり6000人民元(約897ドル)のコストが削減されるということです。
専門家の話によりますと、この定期貨物列車の運行開始は、カスピ海経由の国際物流ルートとして初めての定期便になり、寧夏およびその周辺地域とイランの経済貿易往来の促進にとって重要な意義を持つことになる、ということです。
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