日本政府が「電力需給ひっ迫注意報」を初めて発令
6月 27, 2022 19:35 Asia/Tokyo
日本政府が初めて、「電力需給ひっ迫注意報」を発令しました。
日本の報道各社によりますと、日本政府は、猛暑による冷房の使用などで電力需要が高まり、東京電力管内の電力供給の余力が5%を下回るとして27日月曜、東京電力の管内で初めて「電力需給ひっ迫注意報」を発令しています。
東京都は事業者向けに「稼働するエレベーターやプリンターの数を減らすこと」や、「仕事場のエリアを狭める」などの努力を。また都民には「冷房の室温を28度に設定する」ことに取り組んでほしいと呼びかけました。
一方で関東地方では史上最速の梅雨明けが発表され、連日高温が続いており、27日の東京都の最高気温は35度に達しています。
気象庁は、梅雨明けしたとみられる地方では今後1週間は高気圧に覆われ、晴れる見込みだと発表するとともに、厳しい暑さになることが予想されるため、熱中症に注意するように呼びかけています。
こうしたことを踏まえ、東京都の小池知事は、「熱中症にご注意していただきたい。一方で、冷房の適切な利用をお願いしたい」と節電を呼びかけています。
日本政府の磯崎官房副長官は記者会見で、電力供給の余力が低くなる夕方に適切に冷房を活用し、使っていない照明を消すなど無理のない範囲で節電をお願いしたいと述べました。
今後さらに猛暑が続くと見られる中での電力のひっ迫と節電要請に、日本は厳しい夏を迎えることになりそうです。
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