防衛省、「中国とロシア海軍の艦艇が尖閣沖の接続水域を航行」
(last modified Mon, 04 Jul 2022 07:12:23 GMT )
7月 04, 2022 16:12 Asia/Tokyo
  • 中国とロシア海軍の艦艇が尖閣沖の接続水域を航行
    中国とロシア海軍の艦艇が尖閣沖の接続水域を航行

防衛省が、中国海軍の艦艇1隻および、ロシア海軍の艦艇1隻が4日朝、沖縄県の尖閣諸島沖の、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行したのが確認されたと発表しました。

日本の報道各社が防衛省の発表して報じたところによりますと、日本時間の4日月曜朝7時44分ごろ、中国海軍のフリゲート艦1隻が尖閣諸島の魚釣島の南西の接続水域に入り、およそ6分後に接続水域を出たということです。

ただし、日本の領海への侵入は確認されていません。

中国海軍の艦艇が尖閣諸島沖の接続水域に入ったのが確認されたのは、4年前の2018年6月に病院船が航行した時以来で、これが4回目です。

また、ロシア海軍のフリゲート艦1隻も4日朝7時すぎ、尖閣諸島沖の接続水域に入り、1時間余りにわたって接続水域を航行したということです。

軍艦による接続水域の航行は国際法上問題はありませんが、防衛省はそれぞれの艦艇の航行の目的を分析するとともに監視を続けています。

木原官房副長官は、中国海軍の艦艇1隻による今回の接続水域航行について、日本政府として外交ルートを通じ中国側に重大な懸念を表明して抗議したうえで、再発防止を求めたことを明らかにしました。

また、「尖閣諸島は歴史的にも国際法上もわが国固有の領土で、政府としては、わが国の領土、領海、領空を断固として守り抜く考えのもと、毅然(きぜん)かつ冷静に対処していく」とコメントしています。

日本近海では、最近中国とロシアの艦艇の航行が頻繁に報告されています。

 


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