日米韓が、G20に合わせ外相会談を調整へ
情報筋によると、日米韓の3カ国が、インドネシアでの20カ国・地域(G20)外相会合に合わせ、現地で3カ国外相会談を行う方向で調整していることが明らかになりました。
読売新聞など日本の報道各社によりますと、今回のG20外相会合は7日木曜、インドネシア・バリ島で開幕する予定です。
この会談には日本の林芳正外相、米国のブリンケン国務長官、韓国のパク・チン外相が出席します。
日米韓3カ国会談は2月に米ハワイで行われて以来で、韓国のユン・ソクヨル政権発足後初となります。
この3カ国会談では、北朝鮮に対する抑止力強化に関する議論や、3カ国間の協力関係をより深めるための具体策について話し合われるとみられています。
岸田文雄首相は以前、中国の軍事力の増大や北朝鮮の核ミサイル計画に対処するため、敵基地の攻撃などの選択肢の検討により、日本の防衛力を強化するつもりであると表明していました。
東アジアにおける米国とその同盟国(日本と韓国を含む)の緊張を引き起こす行動により、この地域の状況は複雑化しています。これは、中国と北朝鮮が米国側とその東アジア同盟国に繰り返し警告している問題でもあります。
共同通信が6日水曜、報じたところによりますと、北朝鮮問題を中心とした今回の三者会議は、日米韓外相間で開催されるということです。
これらの会談は、日本の林芳正外相、アントニー・ブリンケン米国務長官と、5月に就任した韓国のパク・チン外相との間の最初の会談となります。
日米韓の首脳らは去る6月末、スペイン・マドリードで開催されたNATO・北大西洋条約機構首脳会合の傍ら会談し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に連携して対応することで一致したほか、声明を発表して北朝鮮に対し、核およびミサイル計画を「完全に、検証可能かつ不可逆的に」放棄するよう求めました。
一方、北朝鮮は自国が主権と国益を守り、地域の平和と安全を確保する義務を果たす意向を繰り返し強調してきました。