円相場 一時 1ドル137円台前半 約24年ぶりの円安水準
7月 11, 2022 15:28 Asia/Tokyo
円相場が一時、1ドル137円台前半まで値下がりし、24年ぶりの円安水準となっています。
日本の報道各社によりますと、週明けの11日月曜、東京外国為替市場は、日米の金融政策の方向性の違いが意識されて円が売られ、円相場は一時、1ドル137円台前半まで値下がりしました。
これは、1998年9月以来およそ24年ぶりの円安水準となっています。
東京外国為替市場では日銀の黒田総裁が11日に開いた支店長会議の中で「必要があればちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」などと述べたことをきっかけに、日米の金融政策の方向性の違いが意識されて円を売ってドルを買う動きが強まりました。
これについて、市場関係者は「きのう行われた参議院選挙で自民党が大勝し大規模な金融緩和が継続するという見方が出たこともあり、金融引き締めを加速させているアメリカとの政策の方向性の違いが意識されて円安ドル高が進んでいる」とコメントしています。