岸田首相、「安倍元首相の遺志継ぐ」
7月 12, 2022 14:37 Asia/Tokyo
岸田首相が、「安倍元首相の遺志を継ぎ、拉致問題や憲法改正に取り組む」との決意を表明しました。
岸田首相は11日月曜、自民党本部で記者会見し、銃撃により急死した安倍元首相の遺志を受け継ぐとして、「安倍氏が力を注いだ北朝鮮による拉致問題の解決や憲法改正など、ご自身の手で果たすことができなかった難題に取り組んでいく」との決意を強調しています。
また「いただいた議席の数が示すのは自公政権に対する信任だけではない。『日本を守り、未来を切りひらくために全力で仕事を進めよ』との国民からの叱咤激励だと、覚悟を新たにしている」と述べました。
さらに、今の日本は戦後最大級の難局にあり「有事の政権運営」が求められると指摘し、引き続きコロナ感染拡大の防止と経済社会活動の両立を図るほか、ウクライナ情勢などを踏まえ、日本の防衛力を5年以内に抜本的に強化する考えを重ねて示しています
さらに、物価高騰対策をめぐって、今週中に政府の「物価・賃金・生活総合対策本部」を開き、5兆5000億円の予備費の機動的な活用を含め、物価や景気の状況に応じて総合的な対策を迅速かつ切れ目なく行う考えを強調しました。
一方、憲法改正については、自民党が掲げる自衛隊の明記、緊急事態対応、参議院の合区解消、教育充実の4項目の改正項目は、いずれも現代的な課題だと指摘し、実現に向けて国会での議論をリードしていく考えを示しました。
今月8日、安倍元首相が奈良市内での街頭演説中に背後から銃撃され、死亡しました。
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