政府、防衛費概算要求の上限設けず　金額は予算編成過程で協議

政府は、来年度予算案の概算要求基準で防衛費には上限を設けない方針を固めました。

ロイター通信によりますと、年内に改定する国家安全保障戦略などを考慮し、防衛費の概算要求については、金額を明記しない「事項要求」を認め、年末にかけた予算編成過程で具体的な予算額を詰めるということです。

これは、概算要求の段階では、安全保障政策の改定指針を反映できないためです。

防衛予算に関しては岸田首相が「防衛力を抜本的に強化し、防衛費の相当な増額を確保する」と明言し、先の参院選では国内総生産（ＧＤＰ）比２％以上を念頭に、防衛費を増やす方針を公約に掲げていました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。