日本でコロナ第7波により再び医療逼迫、熱中症対応も加わり発熱外来急増
日本では、第7波に突入した新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い、医療機関の発熱外来に再び患者が殺到しています。
日本の報道各社によりますと、国内の新規感染者数は17日日曜、3日連続で10万人を超え、一般外来が制限され、病床も次々と埋まっていく事態となっています。
日本では、従来型の「BA・2」よりも感染力が強いとされるオミクロン株の派生型「BA・5」への置き換わりが進んでいます。
このため、医療現場は熱中症による救急搬送も増加していることからてんてこ舞いとなり、さらに異例の早さの梅雨明けと猛暑の到来で熱中症の搬送も目立っており、医療提供体制の逼迫(ひっぱく)に警戒が強まっています。
神奈川県川崎市多摩区の「多摩ファミリークリニック」の大橋博樹院長は、「予約枠は受け付け開始から20分ほどで埋まり、コロナ検査の陽性率も1〜2割台から6割超に跳ね上がった。いきなり患者が増え、態勢整備が追い付かない」と苦しい事態を明らかにしました。
また、埼玉県三芳町にある「ふじみの救急病院」では、臨時で設けたPCRセンターの検査希望者が日増しに増え、800人を超過しました。さらに陽性率はこの1カ月余りで1割台から4割台へと上昇しており、同院の鹿野晃院長は「どこまで増えるのか」と不安をあらわにしています。
BA・5は感染やワクチンによる免疫をかいくぐる能力があるとされ、厚生労働省の専門家組織に報告された推計では、感染の広がりやすさを示す実効再生産数はこれまでに流行したBA・2の約1・2〜1・4倍だということです。
重症化のしやすさは他のオミクロン株と大差ないと考えられますが、日本政府は行動制限は行わず、高齢者や若者のワクチン接種を促し、炎天下の外出の回避、帰省前の検査や換気の徹底などを呼びかけています。
なお、日本の厚生労働省の発表によりますと、17日日曜の時点での国内におけるコロナ感染者数は累計で1033万5243人、コロナ感染による死亡者数は合計3万1615人となっています。

