日本・サウジ外相会談が実施
7月 19, 2022 15:45 Asia/Tokyo
日本の林外相が、訪日中のファイサル・サウジアラビア外相と会談およびワーキグランチを実施しました。
この会談ではまず、林外相が、安倍元首相の逝去に対するサルマン・サウジ国王及びムハンマド皇太子からの弔電に謝意を述べ、「戦略的パートナー同士としての両国の友好関係の更なる発展を希望する」と述べました。
また、サウジからの原油の安定供給への謝意を表明し、国際原油市場の安定化と追加増産に向けた引き続きの協力を要請しています。
そして「日・サウジ・ビジョン2030」の下、再生可能エネルギーを含むクリーンエネルギー、気候変動、インフラ、観光、文化等、引き続き様々な分野での協力を一層推進したい、との希望を提起しました。
これに対し、ファイサル外相は「サウジは常に日本とともにあり、両国首脳のリーダーシップの下、日本との協力関係の一層強化を希望する」と述べています。
さらに、「両国の戦略的パートナーシップは強固であり、国際原油市場の安定化に向けた協力も含め、引き続き緊密に連携したい」と語りました。
ほかにも、両者はロシアによるウクライナ特殊軍事作戦を受けた国際社会の連携や、安保理改革を含む国連全体の機能強化について議論しました。
また、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア、西アジア地域情勢についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しています。