日本初の国産コロナ用飲み薬の承認見送りへ、厳しい意見が矢継ぎ早
7月 21, 2022 11:34 Asia/Tokyo
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日本初の国産コロナ用飲み薬の承認見送りへ
国産初となる軽症者向けの新型コロナウイルスの飲み薬、塩野義製薬の「ゾコーバ」について、厚生労働省の専門部会は「継続審議」とし、緊急承認の判断を見送りました。
日本の報道各社が21日木曜、報じたところによりますと、塩野義製薬のコロナ用飲み薬「ゾコーバ」について、パンデミック時に早期に治療薬やワクチンを承認するため今年創設された「緊急承認制度」を使って、初めての審査が行われました。
厚生労働省の薬事分科会などの合同会議が20日水曜、緊急承認の適用を見送ったのは、有効性を「推定」できるだけのデータがそろわない中、急いで承認しても医療現場で使われる見込みがないとの意見が大勢を占めたことによります。
昨今の感染の急拡大を受け、緊急承認を容認する意見もあったものの、米企業の飲み薬2種類が実用化されていることもあり、最終段階の治験データを待つという結論に至りました。
同席したPMDA医薬品医療機器総合機構の藤原康弘理事長は、症状改善の効果について「(塩野義の飲み薬と偽薬とで)普通に見ると差がない」と指摘しています。
ゾコーバは今後、最終段階の臨床試験の結果など新たなデータの提出で、再び審査を受けることになります。
国は、承認されれば速やかに100万人分を購入し、その後も一定数を購入することで塩野義製薬と基本合意し、塩野義製薬はすでに生産ラインも整えています。
置き換わりの進むBA.5のウイルスを減少する効果も、非臨床試験(試験管内)では確認されているということですが、急がれる“国産飲み薬”の誕生の見通しは不透明となっています。
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