東京の1日のコロナ新規感染者が過去最多の3万4995人に、市民からも懸念の声

東京都は２２日金曜、都内で新たに３万４９９５人の新型コロナ感染が確認されたと発表しました。

東京都では、1日当たりの新規感染者数が前日に続き３万人を超え、２日連続で過去最多を更新しています。

こうした事態に、市民の間からも不安や動揺の声が上がっています。

ある男子大学生（19）は、「毎日東京まで通学しているので、当然緊張している。心配だが、今後も必要な対策を講じていく」と語りました。

街中を行く人々は、ほぼ全員がマスク姿です。

ある会社員（30)は、「3万人を超えるのは衝撃的な状況だと思う。自分は祖母と同居しているから、もっと注意しなければと思う」とコメントしています。

また、システムエンジニアの男性（55)は、「コロナの急速な感染拡大についてはある程度予測していた。それは、春以降は一旦落ち着いて、誰もが正常に戻ったのではないかと思っていたから。気の緩みだと思う」としました。

直近７日間移動平均は２万１０９９．６人で前週比１６５．０％となっており、７人が死亡しました。

また病床使用率は４４．７％、オミクロン株の特性を踏まえた重症者用病床使用率は１６．０％となっています。

なお、松野官房長官は21日木曜の記者会見で、都内の新規感染者数が3万人越えとなったことを受け、「最大の警戒感を持って注視していく必要がある。医療提供体制の確保に万全を期す」と語りました。

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