7月 25, 2022 15:23 Asia/Tokyo

鹿児島県・桜島が噴火し、噴火警戒レベルが最高のレベル5に引き上げられ、33世帯に避難指示が出されました。

日本の報道各社が25日月曜、報じたところによりますと、桜島の南岳山頂火口で、日本時間の24日日曜20時05分に爆発が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から約2.5kmまで達しました。

気象庁は桜島に噴火警報を発表して噴火警戒レベルを最も高いレベル5の「避難」に引き上げ、火口からおおむね3キロ以内の居住地域で大きな噴石に厳重に警戒するよう呼びかけています。

また鹿児島市は、桜島で噴火警戒レベルが最も高いレベル5の「避難」に引き上げられたことを受けて、24日午後10時20分、桜島の有村町と古里町の一部の合わせて33世帯51人に避難指示を出しました。

気象庁は、南岳山頂火口と昭和火口から3キロ以内の鹿児島市の有村町や古里町の一部で大きな噴石に厳重に警戒し、自治体からの情報に従い避難などの対応をするよう呼びかけています。また、火口からおよそ2キロの範囲では火砕流に警戒が必要だとしています。

今回の噴火の前には山体の膨張を示す地殻変動が観測されていて、この噴火のあとも山体が膨張した状態は続いているため、気象庁は注意深く監視していくことにしています。

気象台は25日朝から現地調査を行っていて、現時点では目立った変化は確認されていないということです。

なお、気象庁が全国の火山で平成19年に噴火警戒レベルを導入して以降、レベルを5に引き上げたのは、平成27年に鹿児島県の口永良部島に発表して以来2回目で、桜島では初めてのことです。

 


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