奈良・東大寺大仏の「お身拭い」が3年ぶりに実施
8月 07, 2022 15:40 Asia/Tokyo
奈良市の東大寺で大仏にたまったほこりを落とす「お身拭い」が3年ぶりに行われました。
日本の報道各社によりますと、奈良市の東大寺で7日日曜朝、本尊の国宝・盧舎那仏(大仏)のほこりを払う夏の恒例行事「お身拭い」が実施されました。
今回の「お身拭い」は、新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となっています。
7日午前7時ごろ、身を清めて白装束に着替えた僧侶や関係者ら約140人が大仏殿に集合し、大仏の魂を抜く法要の後、巨大な手のひらや頭頂部によじ登ってはたきではたくと、3年分のほこりが大仏殿にもうもうと舞い、「螺髪(らほつ)」の間も丁寧に掃除しました。
大仏の高さは約15メートルあるため、天井からつるしたゴンドラに人が乗り、頭部に到達すると、訪れた参拝客は「すごい」と声を上げ、作業の様子を写真に収めたり、手を合わせたりして見守っていました。
今回の「お身拭い」により、大仏は久しぶりにすっきりとした姿を取り戻しています。
今回の行事について、東大寺の橋村公英別当は、「従来のお身拭いをようやく再開することができ、ありがたく思っています」とコメントしています。
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