日ロ両政府が合意、知床の観光船沈没事故の3人の遺体引き取りで
(last modified Sat, 27 Aug 2022 07:19:01 GMT )
8月 27, 2022 16:19 Asia/Tokyo
  • 日ロ両政府が合意、知床の観光船沈没事故の3人の遺体引き取りで
    日ロ両政府が合意、知床の観光船沈没事故の3人の遺体引き取りで

日本とロシアの両政府が、知床の観光船沈没事故の犠牲者の遺体の引取りをめぐり合意しました。

日本の報道各社が27日土曜、報じたところによりますと、北海道・知床半島沖で発生した観光船沈没事故で、ロシア側が発見した3人の遺体について、海上保安庁の船でサハリン島の港に引き取りに行くことで日露両政府が合意しました。

この沈没事故では、ロシア側が5月に国後島で男女2人の遺体、6月にサハリン島南部で男性1人の遺体を発見しています。

海上保安庁によりますと、今月23日にロシア外務省から連絡があり、3人の遺体について、海上保安庁の船でサハリン島南部のコルサコフ港に引き取りに行くことで日露両政府が正式に合意したということです。

引き取り時期については調整を進めていますが、9月以降になるということです。

今年4月23日に知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故の発生から、今月23日で4カ月となりました。

この事故で乗客・乗員計26人のうち、14人が亡くなり、今なお12人の行方が確認できていません。

去る5~6月には、国後島で男女2人、サハリンで男性1人の遺体が見つかったとロシアから連絡があり、ロシア側のDNA型鑑定の結果、遺体は甲板員の曽山聖(あきら)さんと道内の男女2人のデータと一致したことが判明しています。

 


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