富山県高岡市での2歳児行方不明から9日目、懸命の捜索も手がかりなし
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高嶋怜音(たかしま・れおん)ちゃん・2歳
高岡市に住む2歳の幼児が行方不明となってから9日目となる28日日曜も、地元住民などが協力して、懸命な捜索が続けられています。
日本の報道各社によりますと、行方が分からなくなっているのは高岡市立野の保育園児、高嶋怜音(たかしま・れおん)ちゃん・2歳です。
怜音ちゃんは、今月20日の夜、この映像と同じ半袖半ズボンの水色のパジャマ姿で、勝手口のドアを開けて1人で裸足のまま外に出たと見られています。
28日の捜索は、警察、消防、海上保安庁、それに地元住民やボランティア、合わせておよそ400人体制で行われています。地元住民らはグループごとに分かれ、自宅周辺を中心に用水路や草むらの中を捜索しました。
また、警察犬のにおいが途切れたとみられる、福田神社近くの休耕田をボランティア20人以上が草をかき分けながら捜索にあたっています。
地元紙の富山新聞によりますと、高岡署や家族などによると、怜音ちゃんは両親と姉の4人暮らしで、20日午後6時40分ごろに自宅から姿が見えなくなったということです。
また、現場はあいの風とやま鉄道西高岡駅近くの住宅地で、同日は大雨洪水警報が出ていました。
さらに、今月26日までに、捜索の協力を依頼する文書が市内立野地区全994世帯に配布されています。
同地区連合自治会の伏江努会長(70)は「地元の目線を捜索に生かしてほしいと呼び掛けたが、これほど多くの人が集まるとは思っていなかった」と驚きの表情を見せるとともに、「参加者全員が何か力になりたいという思いだ。明日も警察と連携して活動したい」と語りました。
大人数による懸命な捜索が続いているものの、現在のところ発見につながる有力は手がかりは見つかっておらず、警察は引き続き、情報提供を呼びかけています。