奈良県警本部長が謝罪、「深刻な事態招き責任を痛感」
8月 29, 2022 19:28 Asia/Tokyo
奈良県警の鬼塚友章本部長が、安倍元首相銃撃事件に関して謝罪しました。
日本の報道各社によりますと、安倍晋三・元首相の銃撃事件について、引責辞任を表明している鬼塚友章本部長は29日月曜、県議会総務警察委員会に出席し、「深刻な事態を招いたことに責任を痛感している。県内外の多くの人に不安、心配をおかけすることになり、おわび申し上げる」と謝罪しました。
鬼塚本部長は安倍氏の背後の警戒が不十分だったと指摘した警察庁の検証結果を基に、「警護に必要な人員配置の検討がされなかった。確認された問題を深く認識し、その充実強化に努めたい」と述べています。
銃撃事件後、同委員会が開催されるのは初めてのことで、鬼塚本部長の意向により説明の時間が設けられました。
鬼塚本部長は既に今月25日の記者会見で「職を辞して責任を取ることが最良の判断」と述べ、30日火曜付の辞職が決まっています。
なお、警護の不備を巡っては、警察庁の中村格長官の事実上の引責辞職も今月26日、閣議で了承されています。
先月8日、奈良市内で安倍晋三・元首相が参院選の街頭演説中に銃撃され死亡しました。
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