円安さらに進み、対ドルで一時24年ぶりの141円台後半に
(last modified Tue, 06 Sep 2022 09:43:35 GMT )
9月 06, 2022 18:43 Asia/Tokyo
  • 円安
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6日火曜の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル141円台後半と1998年8月以来およそ24年ぶりの円安水準を更新しました。

日本の報道各社によりますと、日本時間の同日午後3時のドル/円は、前日東京市場の午後5時時点からドル高/円安の141円前半となっています。

米金利高でドルが堅調な展開に変わりはなく、同日午後3時過ぎに一時141.17円まで上昇し、1998年8月以来約24年ぶり円安水準を更新した形となりました。

利上げを進める米国と、大規模な金融緩和を続ける日本との方向性の違いが意識されており、祝日明けとなる6日の米債券市場のアジア時間の取引で金利が上昇(債券価格は下落)しました。

さらに、円安の背景としてロシアが主要パイプライン「ノルドストリーム」を通じた欧州向け供給の停止延長に動き、欧州でガス価格が急騰したことも指摘されています。

物価高が続くとの見方から欧州金利が上昇した流れが米金利にも波及し、日米金利差の拡大を受けた円売り・ドル買いが膨らんでいます。

また、ユーロも139円後半から140円前半へ買われ、今月2日につけた1カ月半ぶり高値に迫りました。

市場では最近、「米金利の上昇がどこまで続くか不明で、ドルも上値めどを立てづらい」との声が関係者から出ています。

 


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