台風11号が九州に接近、海や空の便にも影響
台風11号が日本時間の6日火曜朝にかけて九州に最も接近し、山陽新幹線に加えて海や空の便にも影響が出ています。
日本の報道各社によりますと、JAL日本航空では現地時間の同日午前11時現在、羽田、伊丹、鹿児島などを発着する便を中心にを発着する便を中心に54便が欠航し、およそ2,620人に影響が出ています。
また、ANA全日空でも、九州や鳥取などを発着する便を中心に32便が欠航しています。
なお、新幹線では山陽新幹線は広島-博多間で始発から6日午後4時ごろまで運転を取りやめるほか、新大阪-広島間については列車の本数を減らすということです。
九州新幹線は博多と熊本の間で運転を見合わせるとしています。
さらに、海の便にも影響が出ており、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」は9月6日の全便を欠航し、代替バスを運行するということです。
そして「九州商船」では長崎と五島を結ぶジェットフォイルとフェリー、長崎と新上五島を結ぶ高速船、佐世保と新上五島を結ぶフェリーと高速船、それに長崎と新上五島を結ぶ「五島産業汽船」の高速船、島原市と熊本を結ぶ「九商フェリー」のフェリー、南島原市と熊本を結ぶ「島鉄フェリー」のフェリーは、全便の欠航が決まっています。雲仙市と熊本を結ぶ「有明フェリー」のフェリーは、6日午前中の欠航が決まっています。
「九州郵船」は壱岐・対馬と福岡を結ぶフェリーとジェットフォイル、壱岐と佐賀の唐津を結ぶフェリーの一部の便の欠航を決めました。
日本の気象庁は、これに伴い5日夜から6日午前に九州北部で線状降水帯が発生する恐れがあると発表し、暴風や高波、土砂災害などに厳重に警戒するよう注意喚起しています。
一方、台風に向かって吹き込む南寄りの風によるフェーン現象の影響で、6日は北陸で猛烈な暑さに警戒が必要とされています。
特に、石川・金沢市や富山市などでは最高気温が37度と、北陸を中心に猛烈な暑さが予想され、石川県と新潟県に「熱中症警戒アラート」が発表されています。
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