玉城知事、沖縄担当相に辺野古移設反対を伝達
9月 14, 2022 18:31 Asia/Tokyo
11日の県知事選で再選した沖縄県の玉城デニー知事は14日、岡田沖縄北方担当相と会談し、米軍普天間基地の辺野古移設への反対をあらためて表明しました。
共同通信によりますと、岡田氏は8月の就任後はじめて沖縄県庁を訪れ、玉城氏と会談しました。
この中で玉城氏は、「民意は明確に反対が示されている」と述べ、政府に辺野古移設を断念するよう改めて求めました。
これに対し岡田氏は、基地負担軽減に努める考えを示す一方、辺野古移設には言及しなかったということです。
玉城氏は11日に投開票された知事選で、2位の佐喜真淳候補(自民・公明推薦)に6万票近い差をつけて当選しました。
当選確実が出た後の記者会見で玉城氏は、普天間基地の辺野古移設について、「1ミリもぶれることなく県民と思いを共有し、政府に解決を求め、自らも発信して行動していきたい」と決意を新たにしました。
日本にはおよそ5万人の米兵が駐留しており、その大半が沖縄県内に集中しています。沖縄の人々はこれまでにも米軍基地への反対をデモや選挙で何度も表明しています。