9月 14, 2022 20:52 Asia/Tokyo
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日銀が為替介入の準備のために市場参加者に相場水準を尋ねる「レートチェック」を実施したことが14日わかりました。

日本経済新聞によりますと、これは複数の関係者が明らかにしたものです。これを受けたからか、14日の円相場は1ドル・144円台後半で推移していましたが、その後142円台まで円が買い戻される場面がありました。

また、鈴木財務相も同日、記者団に対して為替介入の可能性について、「予告的にやるものではない。やるときは間髪入れずに瞬時にやる」と、これまでよりも強い表現で述べました。

鈴木氏は、「市場においてあらゆる手段を排除せず、やるべきことをやる」とした上で、あらゆる手段に為替介入は含まれるかとの質問には「日本語としてそのように理解してもらえればいい」と答えました。

しかし、実際に為替介入が行われるとしても、1998年の日米協調介入とは違い、今回は日本の単独介入となる見込みが高く、その効果は疑問視されています。

また、利上げ継続を明言している米FRBと金融緩和の継続を目指す日銀双方の姿勢に変化が見込めないことから、日米の金利差はこのまま拡大し続けるとの見方が強く、円安の主要因となっている金利差が残り続ける限り、為替介入をしても一時的な効果に終わるとの指摘もあります。

 

 


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