台風14号の猛威、鹿児島県でクレーンをへし折る
9月 20, 2022 17:44 Asia/Tokyo
九州全域を暴風域に巻き込んだ台風14号により、鹿児島県でクレーンが折れるなどの大きな被害が出ています。
鹿児島市高麗町では建設中の19階建てマンションに据え付けられていたタワークレーンが折れて垂れ下がるという事態が発生しました。
被災したのは、総合病院やシェラトン鹿児島、商業施設などを併設する、キラメキテラスと呼ぶ再開発エリア内にある「ザ・パークテラス高麗タワー」の建設現場です。
南国殖産(鹿児島市)と三菱地所レジデンス(東京・千代田)、穴吹工務店(高松市)が進めていたプロジェクトで、穴吹工務店が施工も手掛けていました。
負傷者などはなかったものの、市消防局が周辺を立ち入り禁止にし、住民20世帯23人が避難しました。
鹿児島市内では、18日日曜午前9時54分に43.5m/sの最大瞬間風速が記録されています。
なお、ジブがぶら下がって危険な状態となったクレーンについては、19日月曜午後から撤去作業を進めています。
鹿児島県内各地ではこの台風により建物の損壊、ライフラインの寸断など、自然の猛威ともいうべき台風の爪あとが残されています。