東京で300人規模の国葬反対集会が実施
9月 24, 2022 13:33 Asia/Tokyo
東京都内で、安倍元首相の国葬に反対する300人規模のデモ集会が実施されました。
日本の報道各社によりますと、3連休初日の23日金曜、安倍元首相の国葬に反対する集会とデモ行進が東京・新橋周辺で実施され、時折雨が降る中、主催者側の発表では約300人が街頭で抗議行動を行っています。
今回のデモを主催したのは、市民団体などでつくる「国葬反対!安倍元首相の死を悼まない!共同行動」です。
参加者らは「国葬反対!」の横断幕を先頭に、「弔意の強制やめろ」「安倍政治の賛美反対」と訴えました。
同日はまた広島市の原爆ドーム前で、国葬に反対する約300人の市民が集会を開き、国葬の中止を訴えました。
これらの人々は集会後、「岸田首相は広島の声を聞け」とシュプレヒコールを上げながら、市内の岸田文雄首相の事務所までデモ行進し、「私の税金使わないで」などと書かれたプラカードを掲げ、約40分間、練り歩きました。
なお、これらのほかには国葬への抗議集会は、今月27日当日を含めて日本全国各地で複数予定されています。
当日の国葬には海外からの首脳級の要人として、アメリカのハリス副大統領、カナダのトルドー首相など、49人が参列予定です。
国葬を目前に控えながらも、岸田首相に対してはまだ説明不足の声が上がっており、これについて岸田氏は訪問先の米ニューヨークで、「引き続き説明に努める」と述べました。