W杯試合後の日本人サポーターのゴミ拾いが、世界で賞賛
(last modified Sat, 26 Nov 2022 09:43:35 GMT )
11月 26, 2022 18:43 Asia/Tokyo

カタールで開催中のサッカー・ワールドカップ(W杯)での、日本人サポーターによる試合後の客席のゴミ拾いが話題を集め、世界的に賞賛されています。

日本人サポーターのゴミ拾いといえば、大会ごとに話題になる伝統とされています。

今回の開催国であるカタールのメディア「アイ・ラブ・カタール」の創設者兼CEOのカリファ・アル・ハルーン氏は、男性YouTuberの動画をツイッターで紹介し、「カタールW杯での素晴らしい日本人たちを見てください」と称賛しました。

一方で「こんなに散らかした人は恥を知れ!」として、ゴミを散乱させた母国を含めた多くのサポーターたちへの憤慨を示しています。

また、BBCスポーツは公式ツイッターアカウントに、その動画を投稿し、「日本のファンたちの品位ある振る舞い」と称えました。

また、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」は公式ツイッターで、必勝鉢巻きを身に着けたサポーターが、試合後にゴミを拾う写真を投稿し、「ドイツ戦で衝撃的な勝利を収めた後、日本のサポーターは試合後も残り、スタジアムの片付けをしていた」と伝えています。

さらに、英紙「デイリーメール」も開幕戦のあった21日、「自国が関与していない試合でもスタジアムを片付け、カタールを驚かせた」と報道し、「日本のこの行為は過去の国際トーナメントでも評判となっており、彼らの立派な行動はすでに中東で称賛を得ている」と報じました。

試合終了後のスポーツスタジアムといえば、食べ物のトレイや包み紙、飲み物の空カップが散乱しているのが普通で、それらは清掃スタッフが片付けることになります。

しかし、日本人サポーターらは先の対ドイツ戦があったハリファ国際スタジアムでも試合終了後、すぐに喜びに浸るのを中断させ、ごみを拾い出しました。

こうした日本のサポーターらの行動は、どんな状況だろうと、最高のマナーや習慣とは体に染みついたもので、何があろうとそれに沿って行動するという、「プレーだけなく、人間としてのマナーも一流に」という精神が如実に表れているといえます。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem