2022年ニュースのピックアップ;愛犬と一緒の新幹線旅行の実証事件が実施(5月21日)
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旅行中もペットは「手荷物」扱いではなく「家族」として過ごしたいという構想により、北陸新幹線にて「ペット専用新幹線」の実証実験が行われました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
12月 13, 2022 16:10 Asia/Tokyo

旅行中もペットは「手荷物」扱いではなく「家族」として過ごしたいという構想により、北陸新幹線にて「ペット専用新幹線」の実証実験が行われました。

東日本旅客鉄道(JR東日本)とペットウェルネス事業を手掛けるPETOKOTOらが連携し、去る5月21日に愛犬などペットと一緒に新幹線に乗車する実証実験を兼ねたツアー企画「わん!ケーション」が実施されました。

日本では、列車に乗車する際は通常、ペットはケージやバッグなどに入れなければなりません。

しかしこの日は、東京・上野から長野・軽井沢までの往路40分間、愛犬たちはケージから出て、飼い主と一緒に車窓の景色を眺め、飼い主のひざの上などで伸び伸びと旅行を楽しんでいました。

このツアー実施の当日は、18組35人と21匹の犬が参加しました。

実証実験では全席にビニールシートを被せ、座席への皮脂や被毛の付着を最低限に抑えるようにした他、下車後は特別清掃を行いペットが触れた箇所の清掃を徹底しました。

また、車内にはパナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を1両に6台設置するとともに、ニオイや粉塵の発生状況など、空気質の変化の検証が行われています

こうした検証の結果、ニオイ対策を行った専用新幹線車内では、犬をケージから出している間も、対策を行っていない車内と粉塵量に明確な差は見られなかったということです。

検証に協力したパナソニック エコシステムズは、ジアイーノが粉塵やペット臭の発生の抑制に対し一定の効果があると確認できたと考えられるとする一方で、「比較対象の車両はジアイーノの設置有無だけでなくシートカバー有無や人の数、活動量など異なる点が多く対策効果の定量には至っていない」と査定しました。

もっとも、「ペットと人が共存する空間の快適な空気づくりと快適な移動空間の実現に向けて有意義な実験だった」と分析しています。

 


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