1月 04, 2023 16:30 Asia/Tokyo

今シーズン、日本全国で鳥インフルエンザの発生が異例のペースで相次ぎ、54か所に上り、過去最も多くなっています。

特に今月2日、千葉県旭市の養鶏場のニワトリから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、千葉県はこの養鶏場のおよそ1万羽のニワトリの処分を進めています。

千葉県の熊谷知事は県の対策本部会議で「養鶏業や、畜産に関わる地域産業への影響を最小限に抑えるために、これ以上の発生を食い止めなければいけない」と述べました。

また去年9月下旬以降は、高病原性の鳥インフルエンザが野鳥で相次いで確認されているほか、養鶏場などではこれまでで最も早い10月28日に岡山県倉敷市と北海道厚真町で最初の発生が確認されました。

農林水産省によりますと、これまでの養鶏場などでの発生件数は3日に確認された千葉県旭市の養鶏場と、福岡県古賀市のエミュー農場を含め、23の道と県の54か所に上り、これまでで最も多かった2020年から2021年のシーズンを上回りました。このうち最も多いのは鹿児島県で12か所、続いて香川県、岡山県、広島県がそれぞれ4か所などとなっています。

さらに、今シーズンに処分されるニワトリなどの数は3日までにおよそ775万羽に及び、今後も発生の可能性が高い時期が続くことから、これまでで最も多かった2020年から2021年にかけてのおよそ987万羽を上回るおそれが高まっています。

 


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