科学者らが、鳥インフルエンザの危険な変異種について警告
(last modified Tue, 14 Feb 2023 10:53:55 GMT )
2月 14, 2023 19:53 Asia/Tokyo
  • 鳥インフルエンザ
    鳥インフルエンザ

科学者らが、鳥インフルエンザの危険な変異ウイルスに関して警告しました。

H5N1型の鳥インフルエンザウイルスは哺乳類の間でも感染が見られていますが、ヒトへも複雑な変異や濃厚接触を経れば感染する可能性があります。現在このウイルスは、世界中で急速に広がって野生動物や家畜を死に追いやっており、さらには生態系を乱したり食糧供給へ悪影響を与えることも指摘されています。

イルナー通信によりますと、南米では数百頭もの野生のアシカ類、ヨーロッパでは毛皮農場のミンクが鳥インフルエンザにより死亡したことが確認されているほか、5,800万羽以上の鶏も処分されています。

さらに米国では今季、鳥インフルエンザの大量感染が17種の哺乳類および160種以上の鳥類で確認されています。

今回のH5N1 ウイルスの蔓延は、1996年に中国で発生して以来最も広範囲になるとされています。

保健衛生の専門家らは、この突然変異したウイルスは人間にも感染する可能性があるため、各国政府は鳥インフルエンザウイルスの潜在的なあらゆる宿主に対する監視および対処に、さらに投資する必要があると強調しています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem