神戸の集合住宅で火災、4人死亡 3人重体
1月 22, 2023 19:57 Asia/Tokyo
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集合住宅での火事
兵庫県神戸市の集合住宅で火災が発生し、4人が死亡したほか、3人が重態となっています。
NHKによりますと、現地時間の22日日曜午前1時半ごろ、神戸市の集合住宅から火が出て4人が遺体で見つかった火事で、死亡したのは86歳から77歳のいずれも住人の男性と確認されました。
このほか、3人が意識不明の重体となっています。
火はおよそ1時間後にほぼ消し止められましたが、消防によりますと、1階の100平方メートルのうち、23平方メートルが焼けたほか、2階の一部も焼けました。
現場は、JR神戸駅から南に1キロほど離れた企業の事務所や集合住宅が建ち並ぶ地域の一角で、すぐ近くをJR神戸線の線路が通っています。
警察などによりますと、この集合住宅には部屋が31あり、出火当時、中には30人ほどがいたとみられ、火元とみられる1階の部屋や通路から70代~80代の男性4人が遺体で見つかったということです。
このほか、70代から40代の男性4人が意識がない状態で搬送され、このうち3人は意識不明の重体です。
また、警察によりますと、集合住宅の1階の南側が激しく焼けているということで、この付近が火元とみられ、警察と消防が現場検証を行って出火原因を調べています。
神戸市消防局によりますと、この建物にはスプリンクラーが設置されていなかったとされ、同局は、警察と合同で現場検証を行って火事の原因を調べるとともに、出火当時、消火設備がどのように機能したのかなどを調査することにしています。
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