沖縄・石垣市で駐屯地整備に反対する市民らが抗議

沖縄県石垣市で、駐屯地開設に反対する市民らが、のぼりやプラカードを持って抗議の声を上げました。

沖縄の地元メディア・琉球新報など、日本の複数のメディアによりますと、駐屯地開設に反対する約50人の市民らは一時保管場所の出口前でのぼりやプラカードを持って抗議しました。

市民団体「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は現地時間の5日午後から集会を開き、政府に対して戦争回避のための平和外交を求めました。その後、市内をデモ行進し「石垣にミサイル基地は要らない」、「石垣を戦場にするな」とシュプレヒコールを上げました。

しかし、県警は市民らのこうした行動を規制し、車両を通過させ、車両は島の西側から迂回して、中央部に位置する駐屯地に向かい、入って行きました。

石垣市で陸上自衛隊石垣駐屯地の整備を進める防衛省・自衛隊は5日午前、最終的に公道を使用し、約150台の車両を市平得大俣の駐屯地に搬入しました。

石垣島の自衛隊駐屯地開設は、南西諸島の部隊配備の「空白地帯」を埋めるためとした政府の防衛力強化の一環とされ、与那国島や宮古島、奄美大島で進めて来た一連の駐屯地新設事業は、大きな節目を迎えることになります。

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