日本の20代の半数が「死にたいと思ったことがある」
4月 09, 2023 20:12 Asia/Tokyo
日本全国の20代以下の若者を対象にした自殺に関する意識調査で、「死にたいと思ったことがある」と回答した人が半数近くに上りました。
この調査は2022年11月、日本財団がインターネット上で行ったもので、全国の18歳から29歳の1万4000人余りから回答を得ました。
それによると、「これまでに死にたいと本気で思ったことがある」と回答した人は半数近くの45%に上りました。
その理由としては、「人間関係がうまくいかなかった」が51%と最も多く、「いじめ被害にあったことがある」が37%、「進路に強い不安があった」が31%でした。
また、「死にたいと思ったことがある」と回答した割合は、性被害を受けたことがある人では76%に上りました。
その一方で、自殺を考えたときに誰かに相談したと答えた人は半数以下にとどまっており、頼れる手段が乏しい現状が浮き彫りになりました。