4月 24, 2023 19:48 Asia/Tokyo
  • 松野博一官房長官
    松野博一官房長官

日本が、千島連盟の「好ましからざる団体」への指定をめぐり、ロシアに抗議しました。

ロイター通信および、日本の報道各社によりますと、松野博一官房長官は24日月曜午前の会見で、北方領土の元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」(千島連盟)を「好ましからざる団体」に指定したロシアに対し、外交ルートを通じて抗議したことを明らかにしています。

千島連盟は元島民が求める墓参再開などに関わっており、松野官房長官は、「元島民の方々とそのご家族、関係者の気持ちを傷つけるもの」とロシアの発表を非難しました。

そして、「長年にわたり国民世論を高め、日露政府間の平和条約交渉を支えるための運動を行ってきた」と反論しました。

また、「ロシアの主張は極めて一方的で全く当たらない」と述べました。

さらに、今回の指定を受けロシア国内での千島連盟の活動が事実上禁止されることについても、「千島連盟や所属する元島民らの活動に悪影響が出ることがあってはならない」と強調しました。

北方領土(ロシア側呼称;南クリル諸島)はロシアが実効支配し、日本も領有権を主張しています。

ロシア最高検察庁は今月21日、同連盟の活動が「ロシア連邦の領土保全の侵害を目的していることが判明した」などとし、「好ましからざる団体」に指定しました。

 


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